帯状疱疹と、帯状疱疹ワクチンに関して
2021年 11月 01日
最近、やたらと帯状疱疹ワクチンに対する問い合わせが多いのはなぜ??と思っていたら、テレビで大々的に宣伝しているらしいですね。
以前肺炎球菌ワクチンが始まった頃にもテレビで宣伝をしていた記憶があります。
ここで、すこしみなさんが迷われること、知らないことがありますので、ブログで追記しておきたいと思います。
帯状疱疹のワクチンには2種類あります。
以前から使われている生ワクチンと、最近開発された不活化ワクチンです。
これらは、効果、打つ回数、費用などがかなり違います。
その違いを書こうと思ったのですが、私の言いたいことを全て書いてくれてあるサイトが見つかったので、それを貼り付けて無精したいと思います。
帯状疱疹ワクチンをどうしようか思っている方は、このサイトを読んで、どちらのワクチンを打つか決めた上でお電話をください。
要点をまとめて私のコメントを付け加えると、
・帯状庖疹の予防にはワクチンが2種類ある。
・ひとつは、現在も子どもの水ぼうそうの予防に使われている、水痘生ワクチン。
・もう一つは、最近開発された、不活化ワクチン。
・予防効果に関しては、不活化ワクチンの方が優れているらしい。
・ただし、2回の接種が必要で、その合計金額は生ワクチンの5倍以上する。
・全ての高齢者が帯状庖疹を発症する訳では無い。60才以上で100人に1人程度。
・また、治療薬もあり、発症した全ての人が重症化する訳では無い。
・重症化とは、長い間痛みが残ったり、顔面神経麻痺や難聴(ハント症候群)を起こすことである。
以上のことを考えて、ワクチン接種、どのワクチンを使用するかを考えるべきでしょう。
通常診察の際に、ワクチンのご相談に関しては、受けさせていただきますが、電話であれこれ相談するのは、業務の支障になるので、お控えください。
よろしくお願いします。
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by takahashi-naika
| 2021-11-01 16:22
| 診療雑記