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病気の種類について

ああ〜〜いつの間にかまた1ヶ月開いちゃいました。

気候の変わり目で寒暖の変化がある上に、台風が続いて気圧の谷が通っていくので、体調の悪い方が多いです。
お天気病と言うタイトルで大分前に書きましたが、人間の体は気候によって変動を受けます。
所謂ムチウチを経験した方ならわかるでしょう。お天気が悪いと調子悪かったと思います。
頭痛、めまい、肩こりなどがひどくなります。
血圧が不安定になったり、涼しくなったのが急に暑くなるとまたプチ熱中症のように、体がしんどくなる人が居ます。

パソコンにつなげてあるプリンタに置いてある紙は、天気が悪いとくたっとしています。天気が良いときはパリっとしています。加工物ですらそうですから、生体ではなおさらですね。
そうそう、髪の毛もそうでしょう。雨の日はぐにゃっとしちゃいますよね。

今日は少しまた違う観点から病気のことを書いています。
病気には器質的な病気と機能的な病気があります。
器質的と言うのは、例えば顕微鏡で見て組織に変化が起こるような病気です。
内視鏡で見て変化があったり、レントゲンで影が出ていたり、喉に膿が付いたり。そういう客観的に見てわかる変化のある病気ですね。

機能的な病気と言うのは逆です。
胃の調子が悪くて内視鏡をしても、何も無くて正常だった人は多いかと思います。
でも、調子は悪いんだ。もちろんそういう事は多いです。
頭が痛くて、CTを撮影したけど何も異常は無い。でも、頭痛はひどい。
毎朝仕事の前に下痢をする。でも、調べても何も無い。

消化管の動きが上手く行ってなかったり、血管が収縮したり拡張したり、気管支が痙攣したり。
そういう主に動きの異常から来るのが機能的な病気です。
精神的な要因が絡んでいることも多いです。

どっちの病気が多いと思いますか?
圧倒的に機能的な病気の方が多いです。

どちらの病気か見極める事がドクターにとっては大事なことで・・。
これはおおざっぱな言い方ですが、
機能的な病気は、良くなったり悪くなったりしますが、長い目で見ているとあまり変化をしていません。
器質的な病気は、適切な治療をしなければ、少しずつ症状が悪くなります。
ですから、ワンポイントで決めることは難しい。
だから、初めての診察の時に、これまでの経過をしっかり聞くとか、今後の経過を見ると言うことは大事なことなのです。
最初によく話を聞き、診察して、器質的な病気か、機能的な病気かを見極め、前者と思えば必要な検査をして適切な治療をする。後者と思えば、必要な治療をしながら経過を見る、検査は急がない。

そんな風に私は診療しています。
by takahashi-naika | 2016-09-27 10:15 | 診療雑記

たかはし内科 院長 日々の診察雑記帳


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