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骨検診のススメ

日本は世界に冠たる長寿国で、特に女性の平均寿命は世界一になりました。

平均寿命が長いと言っても、最後の方数年は病気で寝たきりと言うのでは、その価値も落ちてしまいます。
寝たきりにならずにどれだけ元気な状態で言われるかと言うのに、健康寿命と言う言葉があります。
健康寿命を短くする要因には、心臓病、脳血管障害、悪性腫脹などがありますが、転倒による骨折もその一つです。

特に女性の場合、閉経後には女性ホルモンが減る影響で、骨粗鬆症になっt骨が脆くなっており、
転倒することで、大腿骨頸部が、また尻餅をついたりすることで腰椎の圧迫骨折が起こり、
それが寝たきりの原因となることがあります。

それを予防するために、骨粗鬆症を治療することが必要です。
この病気の有病率は、閉経後の女性では、高血圧、闘病病などの生活習慣病よりも高いと思います。
と、言う訳で最近では、人間ドックでも骨粗鬆症の検査をすることが多くなってきました。

多くの施設では、前腕の骨、手の指の骨、踵の骨などを調べていますが、
当院では、この度、腰椎、大腿骨の骨密度を直接測定する器械を導入しました。

測定に要する時間は5分程度です。
ご希望のある方は受付で、または診察の時にお申し出ください。

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# by takahashi-naika | 2019-12-07 15:48 | 診療雑記

今年の勇造ライブは70才記念フリーコンサートです。

毎年秋に、当院で開催されている、豊田勇造ライブ。
今年は、勇造さんの70才を記念して、フリーコンサート、つまり入場料無料のライブにしました。
無料だけじゃ無く、お茶に、カフェケストナーのお菓子と珈琲のサービスもいつも通りです。

豊田勇造さんは、京都生まれのフォークシンガー。
ボブディランに影響を受けて、ギターを持って歌い始め、その後レゲエに魅せられたり、タイに憧れてタイに済んだりしながら、ブルース、ロック、フォークに根ざしながら、強いメッセージ色を持った唄を唄い、
全国津々浦々の主催者の会場を回りながら、唄と旅の暮らしを50年近く続けています。

私は高校1年生の時に彼の詩に出会い、その後ずっと彼の唄を聞き続けてきました。
彼のように生きたいと思い続けて来ました。
その勇造さんも70才、10年間の60才の時に、京都の円山公園野外音楽堂で、6月6日、6時間で60曲を歌うフリーコンサートをやり、全国から2000人のファンが駆けつけました。(もちろん、私も行きました)。
その頃に冗談で言ってた、70才のライブを今年の7月6日に同じ円山公園野外音楽堂で、同じように全国からのファンを前にして70曲を唄うライブをやったのです(もちろん、また私も行きました)。

老いてこそロック!と唄う勇造さんが、これからも元気で歌い続けて、私たちも元気を貰い続けていけたらいいと思います。
連休の真ん中ですが、是非勇造さんの歌に触れてみてください。


今年の勇造ライブは70才記念フリーコンサートです。_a0310110_19045179.jpg

# by takahashi-naika | 2019-10-31 19:05 | 診療雑記

当院のテレビモニターに映るもの



先日ブログ書いたと思ったら、春でした。
季節はもう秋、夏は何をしてたんじゃ〜ってのはおいといて・・。

当院の待合室には、テレビモニターがあります。
天井からぶら下がっているあれですね。
あれは、実はテレビではあってテレビではありません。
いや、器械はテレビそのものなのですが、族に言うテレビ放送は、原則流していません。

あそこで放映されているのは、私が患者さんに見て欲しいメッセージです。
当院の紹介、医学的に大事な知識、そして心の栄養になりそうなものまで。
他の医院でもよく流されていますが、当院のものは、殆ど私が監修したオリジナルなのです。

医学的なものとしては。
漢方薬の効能、漢方の飲み方、認知症で大事なこと、訪問診療のお知らせ、お薬手帳のことなど。
そして、もっとも特色のあるのが、非医学的コンテンツ、心の栄養になりそうなものですね。
これは他の病院などでは見れないと思います。

親の老いを受け入れる(平穏死で有名な長尾和宏先生の文章です)
虹の橋(大切なペットとのお別れ、でもいつかまた必ず会えると言う絵本)
ある南軍兵士の詩(含蓄のある詩です)

こういう癒やしのコンテンツを今後も増やそうと思います。

ですから、テレビのバラエテイや高校野球が流れていなくとも、皆さんじっと
モニターをご覧になってください。

休診など、病院からのお知らせもここで流れていますよ。

画像は、虹の橋です。

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# by takahashi-naika | 2019-10-02 17:58

主治医にとって辛い事

これまでお付き合いのあった患者さんと、その付き合いが切れるのは幾つかパターンがあります

まず一つ目。
患者さんが住所を変わるために、来れなくなる。
これは仕方ありません。
紹介状を持たせて、新しい主治医の先生に託します。
良い出会いがあれば嬉しいです。

二つ目。
患者さんが亡くなる場合。
これは淋しく辛いですが、人間はいつか亡くなるもの。
その過程に自分が患者さんの為に関われたのなら幸せです。
でも、上手く関われなかった場合は悔いが残ります。

三つ目
別の医療機関に受診されるようになったばあい。
ご無事だったと安心するとともに、自分がお役に立てなかったことに悔いが残ります。
もちろん、相性とか縁もあるでしょう。
でも、もう少し自分の方へ振り向いて貰う努力が出来なかったのか?
悔いが残ります。

四つ目
大きな病気を併発してしまい、通院が不可能になる場合。
例えば、高血圧や糖尿病で通院して居た患者さんが、心臓病や脳梗塞になり、
当院への通院が出来なくなった場合です。
これが一番悔いが残ります。

もちろん、病気になるのは、医者の能力不足だけではありません。
患者さん側の問題もあります。
でも、病気をよくする努力をあまりしなかった患者さんに、
どうしてもっと努力するように変えてあげられなかったのか。
もっと上手く誘導できなかったのか?
自分の治療法が間違っていたのか?
いつも考えてしまいます。

患者さんの心の変化と言うのがあって、
治療に対して、前向きになる時が来るまでは、ドクターが何を言ってもだめで、
ドクターの仕事は、如何に患者さんに病気に対して向き合って前向きになって貰えるようにするか、
それが唯一の仕事と言われています。
それには、病気の怖さを説明するだけで不十分でそれにプラス何かが必要なのです。

脳梗塞や心筋梗塞になって始めて、血圧や血糖値を気にする患者さんが居ます。
運良く小さな病気であれば、それがきっかけになって、食事を見直したり、タバコを辞めたり、お酒を止めたり。
病気になって良かったかもと言う考え方も出来ますが、
例え治っても大きな後遺症を残すことになると、ご本人も主治医にも悔いが残ります。
そして、そのために通院出来なくなって、患者さんにお会いすることが出来なくなれば、
主治医としてこんなに辛い事はありません。

そうならないためには、いかに患者さんにやる気になってもらえるか、
それには沢山の事をクリアしていかないといけません。
失敗する時もある、でもひとつひとつ前の山をクリアして行こうと思います。

通院して居た患者さんが最後の4つめの事情で当院へ来れなくなった、
そんな知らせを聞いて気持ちを新たにした1日でした。





# by takahashi-naika | 2019-04-27 17:10 | 診療雑記

今朝の小確幸

高齢化社会が進む日本、そして徳島。
90歳以上の患者さんは大勢居ます。多くは女性ですが。
患者さんが90歳になった時に、一緒に記念写真を撮るようにしています。
プリントして差し上げると、多くの方は喜んでくれます。
私はいつも半分冗談、半分本気で言います。
「いつか、来たるべき時が来たら使ってよ」と。

その方は3年前に一緒に写真を撮りました。
今日の洋服はイマイチなので、今度着替えて着たら撮ってと言って
次回の診察時にブランド物の上着を着てこられた方でした。

今は93歳なのですが、昨年から大きく体調を崩しています。
きっかけはよく分かりません。
突然受診が無くなって、ご家族(その方も私の患者さんなので)に尋ねても
元気だから・・と言うお返事でした。色々病気があって、大事な薬も沢山あったのにと
心配していたのですが・・。

調子が悪いので往診に来てくれと依頼があってお家に伺った時には別人になっていました。
認知症も出て来たようで、私のこともよく分からない。ブツブツと独り言。
食欲が無く食べれてない、動けない。顔色悪く、手足は腫れていました。
私の事も全然わからないようでした。

お家ではどうにもならないので、入院。
退院しても、またすぐに入院。少し良くなると退院(認知症の管理が出来ないので)と言うのを
3回ほど繰り返し、お家の人も、年齢的にもう入院しても良くならない。デイサービスなどの施設も、
調子が悪そうだとすぐに帰らされたり、救急で連れて行きましょうかと言われるの困って、
相談の結果、悪くても目をつぶろう、最後の時まで出来るだけ家で看ようと言うことに落ち着きました。

退院して3回目の退院後2回目の訪問が今日でした。
行くと、ベッドから降りて床に座り、ベッドを背もたれにしていました。
お家の人が、何度も先生だよと声をかけてくれます。
介護をしてくれる息子さんの事はたまに分かるとのこと。
昨日から来ている遠くに住む娘さんのことは分かって無いとのことでした。

顔色も悪いし、血圧も低いし、あまり調子は良さそうではありません。
でも、暫くしているうちに、その患者さんは叫びました。
「わかった・・この人は私の大好きな先生じゃ〜」
そう言って私の方へ両手をさしのべてきました。そう、ハグの姿勢です。
私は思わず。思い切りハグをしてしまいました。恋人にするように、ほっぺたをすりあわせ、頭を撫でて
ありがとう、思い出してくれて・・と何度も言いました。
もともと涙腺が緩い私、年取って更にその傾向が強くなっていますが、不覚にも涙が出そうになりました。

たまたまだったのかも知れません。
電球が切れる前に、一瞬繋がるみたいに私のことを思い出してくれたのかも知れません。
次の往診の時には忘れているかも知れません。
いや、次の往診までに悪くなるかも知れません。

それでも良いのです。
こういう喜びがあるから、かかりつけ医の喜びがあるのです。

私の好きな村上春樹さんが、「小確幸」と言う言葉を使います。
小さくとも確実な幸せ・・文字通りです。
私にとっての小確幸はこういうことなのです。




# by takahashi-naika | 2019-04-06 15:04 | 診療雑記

たかはし内科 院長 日々の診察雑記帳


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