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コロナ禍で学んだことを忘れずに11波を乗り切ろう

久しぶりのブログである。
書く事が無い訳ではないが、色々忙しかったのである

コロナがまた増えて11波となった。もうすぐ阿波踊りである。2年前の状況に似ている。
先週土曜日、私が徳島新聞の「読者の声」に投稿して掲載された内容を、そのまま転記してみる。
読んでいただきたい。

最近コロナ患者が急増し11波に入ったと聞く。私は診療所で発熱外来をやっているが、最近患者さんの感染防御意識の低下を感じることが多い。例えば、微熱があったがたいした事無いので、仕事(学校)へ行った。前日の夜に熱があったが解熱剤を飲んで翌朝には下がっていたので仕事(学校)へ行った。コロナの検査をしたが陰性だったので仕事(学校)へ行ったなど。コロナ禍以前によく見られた行動である。軽症のコロナは多いし、発熱は自然に下がる事が多い。検査陰性だとしてもコロナを否定出来る訳では無い。また発熱外来を受診する人たちも、電話もせず、入口の表示も無視していきなり窓口に来る人が多い。コロナ禍の数年間、私たちは自分をそして他人を感染から守ると言う事を学んだはずでは無いか。発熱があれば、コロナであろうと無かろうと1日ぐらいは慎重に様子を見る。医療機関へは、電話で連絡した後に受診する。5類になったからと言って、あの緊急事態宣言の頃に学んだことを忘れてはならないと思う。暑い夏になり阿波踊りの季節がやってくる。生活を楽しみつつ感染防御に気を遣うことは両立出来るはずだ。2年前のような状態にならないことを心より願う。




by takahashi-naika | 2024-08-07 23:14 | 診療雑記

たかはし内科 院長 日々の診察雑記帳


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