骨検診のススメ
2019年 12月 07日
日本は世界に冠たる長寿国で、特に女性の平均寿命は世界一になりました。
平均寿命が長いと言っても、最後の方数年は病気で寝たきりと言うのでは、その価値も落ちてしまいます。
寝たきりにならずにどれだけ元気な状態で言われるかと言うのに、健康寿命と言う言葉があります。
健康寿命を短くする要因には、心臓病、脳血管障害、悪性腫脹などがありますが、転倒による骨折もその一つです。
特に女性の場合、閉経後には女性ホルモンが減る影響で、骨粗鬆症になっt骨が脆くなっており、
転倒することで、大腿骨頸部が、また尻餅をついたりすることで腰椎の圧迫骨折が起こり、
それが寝たきりの原因となることがあります。
それを予防するために、骨粗鬆症を治療することが必要です。
この病気の有病率は、閉経後の女性では、高血圧、闘病病などの生活習慣病よりも高いと思います。
と、言う訳で最近では、人間ドックでも骨粗鬆症の検査をすることが多くなってきました。
多くの施設では、前腕の骨、手の指の骨、踵の骨などを調べていますが、
当院では、この度、腰椎、大腿骨の骨密度を直接測定する器械を導入しました。
測定に要する時間は5分程度です。
ご希望のある方は受付で、または診察の時にお申し出ください。
by takahashi-naika
| 2019-12-07 15:48
| 診療雑記