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死を意識して生きる

うちの両親が墓地を買ったと言うので見に行きました。
父親は次男なので、自分が死んだときに初めてのお墓を建てることになります。
数年前にも買おうとしたときがあったのですが、その時は途中で気分が乗らなくなって止めたことがありました。死ぬときのことを考えると憂鬱だし、実感もなかったのでしょう。
昨年、妹や私の義母が自分よりも年下で亡くなったこともあり、少しずつ実感がわいてきたのでしょうか?

あまり坂の多いところだと、年寄りが墓参りに行くのはしんどい。
自分たちの家と、私の家とどちらからも行きやすい場所で・・色々考えた末に選んだみたいです。
「墓地は買ったから、お墓はお前が建ててくれよな」と言われました。
ようがす、建てますとも。

最近はお墓も色々デザインがあって、この墓地も自由にデザインして構わないそうです。
刻む文字も、皆さん様々ですね。○○家の墓と言うありきたりなもの、「ありがとう」と言うベタなもの、少し難しそうな漢字を刻んだものなど。
私が刻む文字は、「雲遊天下」にしたいと思っています。
これは勇造さんの歌のタイトルですが、中国の故事から取った言葉でもあるみたいです。
そして、その下に「生き急ぐことはない、死に急ぐこともない」と入れようかな。
これも勇造さんの歌の歌詞なんですけどね。

しかし、よく考えて見ると、墓って本当に要るのか?って思ったりします。
タイは仏教国ですが、お墓はない。後に残るのは写真だけと言います。
もちろん、インドも川に流してしまうのでしょう。
自然に帰ると言うのも良いのではと思います。

先日、臨床内科医会の市民公開講座がありました。
「私のリビングウィル」と言うタイトルで、3人の先生が講演をしました。
3人目の先生は、宗教学者でしたが、最後に自分のエンディングのことをお話しされました。
葬式はしない、墓は作らない、骨は残さないと3無い方式らしいです。
じゃあ、骨はどうすんの?と言うと、粉にして一握りずつ、自分のゆかりの場所に撒いて貰うらしいです。一握り散骨と言い、奥さんに納得して貰うのに8年かかったとのこと。
骨を砕くために、自分が愛飲しているウイスキー「オールドパー」を1本だけ空けずに残しておくので、
その分厚い底で骨を砕いてくれとお願いしてあるそうです。

人それぞれ考えや思いはあると思いますが、死が迫ってきてからでは無く、元気な時から死を意識してその準備をしつつ暮らしていくことも大事だなと思った次第です。

皆さんは、自分のエンディングノートを作っていますか?

では、明日も元気で!
by takahashi-naika | 2014-03-16 00:37 | 日常雑記

たかはし内科 院長 日々の診察雑記帳


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