含嗽(うがい)のやり過ぎ

急に冷え込むようになってきましたが、皆さんお元気でしょうか?
暑がりの私は、今日往診に行った時に半袖シャツ1枚だったので驚かれましたが、そろそろ長袖にしようかどうか迷うこの頃です。

不精者なので、一旦長袖になったら、今度5月のGW明けあたりまでタートルネックを着ていたりするんですけどね。

今日は含嗽(うがい)のお話しです。
風邪やインフルエンザの予防には、うがいと手洗いとはよく聞きますよね。
確かに、それは間違いないんですが、一つご注意を。

私、個人的にうがいのやり過ぎはよく無いと思っています。
個人的にと言うのは医学的統計的裏付けなく、自分の経験と勘でと言う事です。

解りやすい例えを出しましょう。
手を洗いすぎると手が荒れませんか?
水で洗いすぎてもそうなりますが、石けん水や消毒液で洗いすぎると更に荒れがひどくなりますよね。
喉の粘膜も同じだと思うのです。
荒れた粘膜は、それが本来持つ防御機能が落ちてしまい、感染に対して弱くなるような気がします。

うがい薬の多くは、殺菌作用を持つ消毒薬のようなものですから、それでうがいをやり過ぎると粘膜を痛めて感染する率が上がるのではないかと思います。
特に、濃ければ良しと思って、濃い濃度のうがい液でやっている方。
私も経験ありますが、濃いイソジンガーグルなどでやると、喉の粘膜に染みる感じがあります。
あれはよく効いているのではなく、喉の粘膜が痛んでいる印ではないかと思います。

ずっと昔、開業した頃。
喉の痛みがずっと取れないと言う患者さんが居ました。
確かに、その方の喉は赤く腫れていました。
抗生物質や、消炎鎮痛剤を飲んでもよくありません。
毎日必死で、濃いイソジンでうがいをずっとしていると仰っていました。

今なら解ります。
その患者さんの咽頭炎は、うがいのしすぎによる粘膜の荒れに起因するもだったのだと。

だからうがいのやりすぎには気をつけましょう。
特に消毒薬を用いる時は。
生理食塩水と同じ濃度(0.9%)の塩水でそっとうがいをする。
番茶や緑茶も抗菌効果があるらしいです。

外から帰ってきたときに、そっとする程度でよいと思います。
これで全部菌を殺して治そうなんて思わない事ですね。

ちなみに私・・うがいは滅多にしません。
理由は・・・めんどくさいから(笑)。

では、急な寒さに気をつけて。
明日も元気で!
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by takahashi-naika | 2013-11-14 23:10 | 診療雑記

たかはし内科 院長 日々の診察雑記帳


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