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勇造ライブ その2

このライブの事を話題にすると、必ず勇造さんのことを聞かれます。
それほど知名度が無く、一般的では無いからですね。

一般的と言うのはなんでしょう?
テレビやラジオで放送されると言う事なんでしょうか?
ただ、今の時代は、既にテレビは音楽の場では無くなっています。
昔のような歌番組は無いですもんね。
ネットで勇造さんのことを検索すれば、HPもあるしそれこそ数え切れないぐらいの情報が出てきます。
地元の京都新聞にはよく取り上げられているし、朝日や読売の全国紙に記事が載ったこともあります。

勇造さんの歌は、普段はそういう場所とはかけ離れたところで成立しています。
彼のライブを主催するのは、私のような彼のファンです。
用意された会場へ行き、歌いCDを売り、打ち上げをして次のライブの町へ。
そんな一宿一飯、ワンナイトスタンドのツアーを毎年全国で100カ所近く、もう35年も続けているのです。
その合間にタイで暮らし、世界のアチコチを旅して、日々の暮らしや旅の中で歌を作っていくのが彼のスタイルです。

歌いたい歌があって、歌う場所があれはどこでも音楽は成立する。
そんなことを皆さんにも知って欲しいと思います。

2011年の震災のために、東北でのライブが出来なくなりました。会場の問題だったり、費用の問題だったり。
それを知った全国の勇造ファンが、これまで通り東北でのライブを続けよう、みんなが募金をしてこれまでと同じような東北ライブが実現しました。これを記録した映像がYouTubeにあります。
彼のファンのプロの映像関係の仕事をしている人が作った本格的な映像です。歌は断片的な挿入ですが、彼がどんな風にファンと結びつき、ファンがどのように彼の音楽を支えているかがよく分かる映像です。

陸前高田にジョニーと言うライブハウスがありました。地震と津波で店は全壊し、仮設での営業です。
ここでのライブを30年間主催したご夫妻も震災で亡くなりました。
このご夫妻の話は、全国紙でもとりあげられました。
逃げ遅れたお母さんを迎えに行ったとき、近所に同じように逃げ遅れたお年寄りが居て、その人達を全員乗せることが出来なかったので、奥さんが残ったのです。
お年寄りを安全なところに残し、奥さんを連れに行ったときには既に津波が迫っており、ご主人はその津波の中へ・・・。命を救われたお年寄り達はどんな気持ちで夜をすごしたのでしょう?

震災翌年の2012年のライブで、その主催者のお母さんと勇造さんがライブで対面します。
バックで流れるのは「夢で逢いたい」。

そんな映像がこれまでに4回作成されています。
よろしかったらご覧ください。

豊田勇造東日本ファン支援ライブプロジェクト さあもういっぺん

豊田勇造 ファン支援ライブプロジェクト2012
by takahashi-naika | 2015-10-25 21:03 | 日常雑記

たかはし内科 院長 日々の診察雑記帳


by takahashi-naika